在庫棚卸の記入用紙を用いて、データ入力を省力化したい(8)
【業務アプリ名】在庫棚卸の管理
【対応バージョン】コンテキサー3.0.42/3.1.58/4.0.13以降
【更新日】2018/4/9
【説明】
複数の倉庫に分かれて管理された在庫を、月末または期末に棚卸をおこないます。棚卸にあたっては、あらかじめ、在庫マスタにしたがって記入票を印刷しておき、そこに手書きで記入しておきます。記入された用紙を見ながら、画面で数値を入力することで、在庫集計ができます。棚卸データは、時系列に保存することが可能なため、前回の棚卸しデータを参照しながらの入力ができます。
【準備するデータ】
(1)倉庫(倉庫.csv)
管理対象となる倉庫を定義します。
(2)品目(品目.csv)
管理対象となる品目を定義します。
(3)在庫(在庫.csv)
在庫管理の単位で、倉庫および品目を定義します。品目は、複数の倉庫に分散している場合も対応しています。また、1つの品目が、箱単位など、複数の単位で集計することもできます。
【作成するデータ】
(1)棚卸伝票(棚卸伝票.csv)
棚卸しを行なった年月および対象とした倉庫単位で伝票が発行されます。
(2)棚卸明細(棚卸明細.csv)
棚卸明細には、各伝票に対する棚番ごとの数量が設定されています。
【準備する帳票】
(1)棚卸記入表
倉庫ごとに棚卸を現場で行うための記入用紙をあらかじめExcelで作成しておきます。
【画面の説明】
(1)在庫マスタ
在庫マスタシートは、在庫棚卸の業務に必要となるマスタデータを表示し、必要に応じて追加や編集を行います。また、棚卸を実施するために必要な記入用紙を印刷します。さらに、在庫棚卸を行なった結果として、各品目の在庫数の集計結果を知ることができます。
(2)棚卸伝票
棚卸伝票画面では、棚卸の結果データを入力する画面です。棚卸の年や月を設定して明細データをあらかじめ生成したのちに、記入用紙の内容にしたがって棚卸結果を入力します。入力した結果は保存することで、複数回に分けての入力も可能となります。
【操作方法】
<運用のための準備>
- (1)あらかじめサンプルで定義されている倉庫データおよび品目データを、実際のものと入れ替えます。画面上で入力するか、入力用のCSVファイルの内容を変更した上で、再度読み込んでください。
- (2)倉庫データを1つ選択した状態で、在庫パネルを編集モードとし、品目パネルからドラッグ&ドロップによって在庫パネルにデータを追加していきます。必要に応じて、棚番、単位、換算値、そして管理区分を指定してください。
- (3)新規にデータを追加または修正した場合には、マスタ保存ボタンを押下し、データを保存してください。
<棚卸記入用紙の印刷>
- (1)倉庫パネルにおいて、印刷する倉庫を選択し、“期末用のみ”ボタン、“月末用のみ”ボタンのいずれかを選択し、在庫データをしぼりこみます。
- (2)“用紙の印刷”ボタンを押下し、Excelにデータを転送します。Excel上で印刷画面が自動でひらきますので、印刷ボタンを押してください。なお、Excelの終了時は、保存せずに終了を選択します。
<棚卸し結果のデータ入力>
- (1)新規に棚卸を行なう場合には、棚卸伝票を生成します。対象年、月、倉庫、そして管理区分を指定し、伝票生成ボタンを押下します。棚卸明細に、入力が必要な項目が表示されます。
- (2)すでに棚卸伝票を作成済の場合には、棚卸伝票パネルから該当するデータを選択します。
- (3)棚卸明細リストにおいて、数量の部分に棚卸入力用紙の内容を転記します。また、記入者を必要に応じて入力します。
- (4)入力が完了したら、データ保存ボタンを押下し、データをCSVに保存します。
- ⑤在庫マスタシートに移動し、品目パネルにある集計ボタンを押下すると、在庫数の集計結果が表示されます。
【インストール方法】
(1)はじめてコンテキサーを利用する場合は、あらかじめコンテキサーをインストールしてください。
コンテキサーをお持ちでない場合は、無料版コンテキサーをこちらからダウンロードしてインストールしてください。
すでにコンテキサーの正式ライセンスをお持ちの場合は、そのコンテキサーライセンスにてご利用頂けます。
(2)次の業務アプリをダウンロードし、開いて下さい。
(3)必要なデータが追加ダウンロードされて業務アプリが起動します